不思議な国のありす
「アールグレイでよろしいかな?あぁ、ケーキはどうかなマフィンにスコーンに甘いものがダメならサンドイッチも…」
「ムニャ…ボクに……クッキー……ス-ス-」
「こら起きたまえよ眠りネズミ、お客様に失礼だろう」
「いや、俺にお気遣いなく……」
何をやってるんだ俺は。
眠りネズミに一言文句を言いに来たはずなのにすっかり子供のペースだ。
「あの〜俺そろそろ」
「そろそろ?あぁ!!そぉだね自己紹介を忘れていた!!」
いや、違くて
「ボクは帽子屋だ以後お見知りおきを」
仰々しくお辞儀をする帽子屋。
「お前が帽子屋?」
ちょっと以外だ、もっとおっさんかと思ってた。