極恋~天然陰陽師娘と俺様極道の若~
顔を合わせるなり、凄まじい舌戦を始めたあたしと蓮。


こいつ!・・・なにも変わってない!やっぱ意地悪!


それに翻弄される自分にさらに腹が立つ。



「大体、なんであんたが屋上にいんのよ」


「いちゃダメなわけ?俺ここに来て昼はいつもここにいんだけど。その間お前がここに来たの初めてじゃん」


「――――」



――つながった。凛がいきなり屋上で食べようと言い出した理由も、今だに来ない理由も。



「っ!騙された!」



いきなりあたしが叫ぶから驚いた蓮だったが、瞬時に理解したようだ。


再び方頬がつり上がる。



「へぇ・・・じゃあ、何?凛に騙されなかったから、俺に会いに来る気無かったってこと?」



瞬間、蓮の周りの空気が冷たく、鋭いものに変わる。



「あんま、かわいくないことすると・・・襲うよ?」


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