極恋~天然陰陽師娘と俺様極道の若~
何が起こったか分からない雪帆。


でも、だんだん息が苦しくなってきたので、もがきながら口を少し開けると、蓮の舌が入ってきた!



「んー!!・・・ふ・・・ふぁ」



もう思考はとろとろに溶かされ、なにも考えられない。


涙が出そうになったとき、やっと解放された。



「はぁ・・はぁ・・・」


「ごちそうさま」



至って余裕な蓮に殺意が芽生えそうになる。


息を乱しながらも蓮を睨み付ける。



「な・・何すんのよ!・・・」


「何って・・・キス?」


「そんなの見たら分かるわよ!あたしのファーストキスをっ!この万年発情期がっ・・・」


「万年発情期ねぇ・・・まぁ、はずれてはないけどな」



飄々と、そんなことを言ってのける蓮がものずごいムカツク!


だから・・・



「最っ低!!」



捨て台詞を残して屋上を後にした。



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