極恋~天然陰陽師娘と俺様極道の若~
彼女だけが自分の心を動かすことができる。


だからさっき、思わず抱きしめたときに感じた匂いも柔らかさも、理性を飛ばすには十分な材料だった。


その結果が、雪帆にとって初めてには濃すぎるキス。


正直、あれは自分でもまずいと思った。


でも、一度ふれてしまったら離すことなどできなかった。


ある意味、万年発情期ははずれてないかもしれない。


ただ一人の少女に対してだけ。



「雪帆・・・覚悟しろ」



自分を本気にさせた以上、どんなに嫌がってもそれ相応の責任をとってもらう。


そう、決めていた。
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