極恋~天然陰陽師娘と俺様極道の若~
そう、あたしは毎日放課後に学校の見回りをしているんだ。


学校っていうのは、霊的なモノが集まりやすいから、注意しないといけないのだ。



「そっかぁ、わかった!じゃぁ、私帰るね!バイバ~イ!」


「ん、バイバイ」



凛と別れ、少しすると、教室には誰もいなくなった。


タイミングを見計らって、メガネをはずし、三つ編みを解く。そしてブラウスのボタンを2つほどはずし、ネクタイをゆるめる。きっちり膝下だったスカートを2,3回折ったらできあがりだ。


こうでもしないと調伏中は、邪魔でしかたないのだ。



「さってと、いっちょ今日もやりますか!」



気合いを入れて見回り、ちょうど3階へつながる階段を上ろうとしたとき、いきなり人の気配を感じた。




「あの・・・好きです!付き合ってください!」



やっば!告白現場に遭遇しちゃった!


告白している子は、めちゃくちゃ色っぽい女の子。


さっさと離れようと思ったとき、聞き覚えのある声が聞こえてきた。


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