極恋~天然陰陽師娘と俺様極道の若~
「悪いけど、俺君に興味ないから。」


「っ!・・・セフレでもいいの!一番じゃなくていいから・・・」



断られると思っていなかったのか、必死の形相だ。


蓮のことだ。あそこまで言われたらヤるだけヤるのだろう。


なぜか、あたしの心はモヤモヤして気持ち悪かった。


その時、蓮のあの冷たい声が聞こえてきた。



「ふ~ん・・セフレねぇ、やっぱどいつも言うことは同じだな。悪いけど、諦めて。」



瞬間、女の子がわっと泣き出し、走り去ってしまった。


なんか、いろいろ問題ありな告白に呆然としていると、いきなりグイッと腕を捕まれた。


「っ!なっ!」


「盗み聞き?趣味悪いぜ?」



いきなり、蓮のもはや犯罪級の綺麗な顔が近づく。


見慣れているはずなのに、頬が熱くなる。


あのキスを思い出してしまう・・・



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