極恋~天然陰陽師娘と俺様極道の若~
ヒソヒソ  コソコソ



「ねえ、蓮」


「何?」


「すっごい視線を感じるんだけど・・・」


「あぁ、俺が女連れて来たからだろ」



それにしたって落ち着かない。


時々、若に女が、とか、すっごい美少女、とか、ありえない単語まで聞こえてくる。


みんなお世辞がお上手と思っていると、玄関の方に誰か立っているのが見えた。


「お帰りなさい。若」


「おかえり。蓮」



一人は、なかなかダンディーな壮年のおじさま。


そして、もう一人が、雪帆達と同じくらいの歳のイケメン男子だ。



「あぁ、門脇と純か」



門脇と呼ばれた人はちょっと笑って、あたしを見てきた。ちなみに純って子も。





< 27 / 83 >

この作品をシェア

pagetop