極恋~天然陰陽師娘と俺様極道の若~
~蓮side~



昼休み、俺は純とともに教室にいた。


「なぁ!蓮!今1年の階にモデルのリョウがいるんだって!」


「涼さんが?」



珍しい・・・涼さんがこの学校にいることは知っていたが、1年の階に来たと聞いたのはこれが初めてだ。


不思議に思っていると、純が驚いたように聞いてくる。



「涼さんって・・・お前知ってんの?」



あぁ、こいつは知らなかったのか。



「本名日向涼。これだけ言えば分かるだろ」



そう言うと、純の眼が見開かれる。



「え!日向って雪帆ちゃんの・・・」


「そ。兄貴だよ。あいつの」


「雪帆ちゃんってなにげにスゲーな。いろいろと」


「はっ!そだな」



確かになと思っていると、教室の扉が勢いよく開かれた。




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