極恋~天然陰陽師娘と俺様極道の若~
「ちょっと蓮・・・放して。どこいくのよ!」


「うるさい。黙ってついて来い」


「んな!・・・あんた勝手すぎ!」



途中、さんざん逃げようとする雪帆を捕まえたまま向かったのは屋上。


ついてすぐに雪帆を引き寄せ、かわいらしい唇に自分のそれを押しつける。



「んちょ!なにす・・・ふあ・・」



文句を言おうとする口に素早く舌を入れて、口内を犯す。


こうでもしないと、さっき見た男子の反応にめまいがして気が狂いそうになる。


息を切らした雪帆を胸に抱き、決意する。


もう、待ってられない。


さっき、涼に言われた言葉が頭を巡る。


あれは、ぐずぐずするなと言外に言っていた。


欲しいなら奪い取れ。


自分に振り向かないなら振り向かせればいい。


そして自分の腕の中にいる少女に伝える。





「雪帆・・・・好きだ」






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