極恋~天然陰陽師娘と俺様極道の若~
すると女教師はバカにしたように鼻を鳴らしてあたしを見た。



「こんなのも分からないのにずいぶん余裕ね。次のテストが楽しみだわねぇ」



一瞬眉をひそめかけたけど、間一髪で押しとどめることに成功。


反抗してしまったら、後が面倒だ。


そう思っていると、都合よくチャイムが鳴った。



「今日はこれで終わります」



そう言って出て行くと同時に椅子にドサリと座り込む。



「・・・・・はぁ」



疲れた。あの女教師はしつこいから苦手なんだよね~。


そう思っていると、バタバタと凛が走り寄ってきた。


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