-sweetlove!!!-
ⅱ章
一時間目が終わったのと同時に、女子はバーゲンの勢いで横の人に群がった。
「……」
私は、そっとその場を離れ隣のクラスの銘の元へと向かった。
「あぁー。何でこうなるのかなぁ」
「まさか、隣なの!?」
教科書を仕舞いながら、銘は笑った。
「笑い事じゃないってば!!」
「はぃはぃ…あっ」
「ん?」
「教室の入り口見てごらん」
「へ?」