-sweetlove!!!-
そこにいたのは、手招きをしながら微笑んでいる葉月の姿が。
「知らない知らない!!」
「西波さん」
突然自分を呼んできた。
「なっ!?…馴れ馴れしく、呼ばないでください」
「わぉ。最初から、敵意むき出しとか、ご苦労様」
「はぁ!? あんたのせいで、こうなってんのよ!!」
「僕のせい? 心外だな」
「何が心外よ。勝手に朝練邪魔したくせに!!」
私の言葉をまるで聞こえてないかのように振り払う。
「君とは、永遠のライバルになりそぅだな」
私たちの言い合いを、クラスの人たちは呆然と見ていた。