-sweetlove!!!-
あり得なぃ合宿②!?
「困るんだよね。勝手に手懐けちゃうと」
お兄さん達は決めぜりふを残して、早々に立ち去った。
女の子も簡単なお礼を述べて走り去った。
二人だけになった。
「どうして、こんな時間に一人で出歩いてるの?」
「……」
「そんな僕との同室が嫌だった?」
戯けたように、葉月が言う。
「もしもの事があったら、どうする気だった?」
怒気を含んだ声。
「部長さん」
やばい…。顔を上げたら泣いてしまう。
「つっ…」