PE
 あれ、とマスターが首を傾げる。
「アーサーは?」
「自室に戻ったぜ。体調が悪いんだとよ」
 さすがに刺激が強すぎたか、マスターは思った。
 身体的には優れていたとしても精神的には分からない。
「では、これで失礼します。今後もどうか宜しくお願いします」
 クロアが手に持っていたファイルにさらっと何かを書き、その場を後にした。
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