PE
「更に運動性能、攻撃力も文句がない。装甲に不安はあるが。ただ……、」
「ただ?」
クロアが首を傾げる。
「戦闘ってのは装備や身体能力に多少の違いはあるが基本的に対等でやるもんだ。だが、PEだと対等じゃない。一方的に敵を殺してる感じで気分が悪い」
「それはそうです。それがこのPEのコンセプトですから。殺し合いではなく、一方的な殺しを。そうすることにより、少数で多大な戦果を上げることが可能です」
ライが頷く。一方的な殺し、それは大した問題ではなかった。生身の戦闘でだって、大抵が一方的だ。対等にやり合うなんて戦いは誰だってやらない。リスクがでかいなのだ。
「装甲の方は仕方がありません。今回の装甲は戦闘を想定していませんので」
今回の試運転ではそもそも戦闘する予定がなかった。本当に只の試運転だったのだ。だが敵が急に現れたので、止む終えず戦闘を開始したのだ。
「ただ?」
クロアが首を傾げる。
「戦闘ってのは装備や身体能力に多少の違いはあるが基本的に対等でやるもんだ。だが、PEだと対等じゃない。一方的に敵を殺してる感じで気分が悪い」
「それはそうです。それがこのPEのコンセプトですから。殺し合いではなく、一方的な殺しを。そうすることにより、少数で多大な戦果を上げることが可能です」
ライが頷く。一方的な殺し、それは大した問題ではなかった。生身の戦闘でだって、大抵が一方的だ。対等にやり合うなんて戦いは誰だってやらない。リスクがでかいなのだ。
「装甲の方は仕方がありません。今回の装甲は戦闘を想定していませんので」
今回の試運転ではそもそも戦闘する予定がなかった。本当に只の試運転だったのだ。だが敵が急に現れたので、止む終えず戦闘を開始したのだ。