ヤキモチヤンキー
『大事な日だと?』




『そうよ!!
この子の誕生日なの。
お父さんにとってはどうでもいい日でもあたし達にとっては世界一大切な日なの!!
お願いだから…………!!
邪魔しないで!!
今日も明日も…………あたしの人生も……!!』



最後の方のお母さんの声はとてもかすれていた。




しかしそれでも一切形相を変えない頑固親父。



『お前達は駆け落ちした上に子供まで作りおって………。』







その声は低く憎しみの気持ちが込もっていた。




『俺は許さん!美奈子もその男も!
そしてガキ共も!!』





結局、おじさんはお母さんを連れていってしまった。







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