Sweetらぶ★コンプレックス
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……
………。
さっきから、コツン、コツンと当たる消しゴム。
ついに、怒りが限界に到達し、投げている方面を睨みながら、振り向いた。
そこには、楓が居た。
そして、楓の手には小さくちぎられている、消しゴムの山。
【どんだけ、暇人なんだよ。】
心の中でそっと呟き、楓に"あっかんベー"をして前を向いた。
それから、ずっと2時間目も、3時間目も、、、授業の時はずっと消しゴムを投げていた。
それも、あたしに向かって…
いい加減に頭に来たあたしは、楓の机の前まで行き、机を思いっきり叩いた。