Sweetらぶ★コンプレックス












……

………。





さっきから、コツン、コツンと当たる消しゴム。



ついに、怒りが限界に到達し、投げている方面を睨みながら、振り向いた。



そこには、楓が居た。
そして、楓の手には小さくちぎられている、消しゴムの山。




【どんだけ、暇人なんだよ。】

心の中でそっと呟き、楓に"あっかんベー"をして前を向いた。







それから、ずっと2時間目も、3時間目も、、、授業の時はずっと消しゴムを投げていた。

それも、あたしに向かって…





いい加減に頭に来たあたしは、楓の机の前まで行き、机を思いっきり叩いた。




< 133 / 241 >

この作品をシェア

pagetop