Sweetらぶ★コンプレックス





「何かお礼するので、それでいいですか?」


正直、一人にしてもらいたかった…



「んじゃ-…何かあるの?」

また、ニヤニヤと笑う先輩。



「えっと-…」

ガサゴソとポケットの中をあさる。






ポケットの中には、確か飴が入っているはずだった…




「無い!!!」



「は?!何が?」



「飴玉ですよ!!!お礼に飴玉をあげようと思ったんですけど-…、、今度でも良いですか?」


きっと、夢中で走っている間になくなったのだろう…



「…ぷッ。」




…?!


「なッ!!何が可笑しいんですか-!!!!」


「べ、べつに-…★んじゃさ-…これ、頂戴よ。」





そう言って、しゃがみ込む先輩。



「な、何をあげれば…………?!」





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