Sweetらぶ★コンプレックス




「またまた-、眉間にシワ寄せちゃって-…」

人差し指で"ツンッ"とあたしのオデコに当てる、先輩。



「うげッ!!また、先輩っすか…」

テントの鉄の棒を抱えながら、話す。



「え、何?その"うげッ"って…俺が来たら駄目な訳?」



「…ン-、駄目っすね。」

きっぱりと答えるあたし。


「うわ-…俺、ショックゃわ。」

ショボンとした顔をする先輩。



「あぁ-駄目駄目。そんな顔したって、効果0(ゼロ)だよ。」


ファンクラブの子等と一緒にすんなっての-…
こんな"ショボン顔+上目遣い"であたしが落ちるとでも思ったら、大間違い。


「あちゃ-…やっぱ、駄目か-。」

頭に手を当て笑いながら言う、先輩。


「んじゃ、あたしコレを運ばないといけないので、失礼します。」


そういい残し、立ち去ろうとした…




けど、、


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