Sweetらぶ★コンプレックス
…―
「ただいまー。…おわッ。」
「おぅ、お帰り。」
修兄との距離が数メートル。
物凄く近くに居たから、かなりビックリしちゃった…
「修兄、何か用?」
冷静に言うあたしだけど、何やらニヤけている修兄が少し不気味に思えた。
「フフフ…」
…ぇ?!
何?!
何を企んでいるんだ…?
「んもー…笑ってないで、ちゃんと答えてよ!!」
「ん?んじゃー…まず、二階に行って鞄置いたら、洗面所で手を念入りに洗って、リビングにおいで。」
修兄はそれだけを言い残し、そそくさとリビングに戻って行った。
一体、何がしたかったのだろう…?