Sweetらぶ★コンプレックス
いまいち理解が出来ていないまま、まあ…言われた通りに全てを終えて、リビングのドアノブに手をかけ、グッと力を入れてリビングに入った。
…ガチャ。
パーン
パンパーン
部屋中にクラッカーの音が鳴り響いた。
あたしは、あまりの驚きで目が点になった。
そんな時、最初に口を開いたのが父さんで…
「かえで、今日リレーで一位とったってなー。兄ちゃんに聞いたぞ。」
「かえで、良かったわねー。」
次に母さん…
「今回の料理は俺が作ったんだから、残したら…どうなるか覚えとけよ。」
最後に修兄。
みんな、あたしがただ単に体育祭のリレーで一位とっただけなのに、大袈裟だなー…とか思ったけど、やっぱり嬉しかった。
その後は、家族揃ってワイワイ騒ぎながら修兄の作った特製料理を食べた。