Sweetらぶ★コンプレックス
「亜優!!あたしのプリが無い-!!」


「え?!まぢ?!誰かに盗まれたんやないん・・!!」


「えぇ-・・そうなん?!」


「だって、ロッカー開いてたら盗まれたって普通思うやろ・・」


「ん-・・そうだね・・」



あたしは盗まれたのだと思ってはみた・・
けど、良く推理小説とかで、
「●●が開いていただけで何故盗んだと分かるのだ?!」とかあるじゃん・・?

それを考えると・・・


亜優が怪しくなっちゃうンだよね-・・

でも、亜優はそんなことする奴じゃない!!って思ってるから、信用してるから、これ以上は、疑えない・・



「亜優!!あたし、ちょっと探してくるよ!!」


「あ、はいはい★」


サブバッグを持ち、ロッカーを閉め、急いで駆け出し探した。



小さな小さなプリクラ・・
目が痛い。

何処を探しても見つからない・・



「あぁ"!!もう!!何処-?!見つかる訳ないやん!!」

少し弱音を吐きながら探した。


見つからない、見つからない、と思うと自然にまた涙が出てくる。
"小さい子じゃないんだから、泣くな!!"とか思うけど、涙腺が弱いのか・・



 "涙が出る"


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