Sweetらぶ★コンプレックス
「あたし、あんなことしたくなかった・・」
泣きながらあたしの元へくる亜優。
「それ、どういうこと?」
質問を重ねる・・
「実はさ・・あたし、」
声が震えている亜優・・
「大丈夫・・?」
コクリと頷く亜優。
「実はあたし、先輩に言われてあんなことしたんだ・・」
先輩・・?
「先輩って誰?」
「南部 初美(ミナベ ハツミ)先輩・・」
「南部先輩?!」
南部先輩は、ずいぶん前楓に身長をしつこく聞いていた先輩だった。
あたしは、なんとなく薄々は気づいていた。
けど、本当に好きだっただなんて・・・
幾ら先輩であっても、楓と最初に彼・彼女になったのはあたしなのだから、楓は譲れない。と思った。