Sweetらぶ★コンプレックス





━翌日


あたしがクラスのドアを開け、みんなの反応を見てみたが、特に何もなくまたいつものように戻っていた。




少しため息を付いた。
だって、あんな恐ろしい日々がずっと続くかと思うとゾッとする。





そして、亜優はというと…







みんなにハブられ、机には[消えろ][うざい][嘘つき]などの文字が刻まれていた。

亜優は悪くないのに…




だからあたしは亜優に向かって、
南部先輩が真実を語る時、亜優のことをみんなに言うから…と耳元で囁いた。





亜優は涙を浮かべていた…
きっと辛いのだろう。誰も相手にしてくれないから寂しいのだろう。
だけど、あたしは亜優を見捨てたりなんてしない。


ずっと友達って誓ったんだから。


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