Sweetらぶ★コンプレックス


ちびっちゃい楓は、すぐに人気者になった。

あの、あの大人しそうと見えていたアイツは・・
意外とアホでバカだった。


成績は別に普通だけど・・
性格がめちゃくちゃアホでバカっぽかった。


っま、あたしとは全く無関係だろうとか思っていた。
だって、話す機会だってないし、
席も離れ離れだし・・







そんなある日━


「橘-、この椅子持っていってくれよ。」


「何で?!」


「だって、お前身長デカイから何でも持っていけるんじゃねーの?」

たったそれだけの理由かよ?!とか思いつつ・・



「あ-はいはい。分かりましたよ・・。」


「さんきゅ-★」


身長がデカイからっていって

【体力があるってわけじゃないんだっつ-の!!!】心の中で叫んだ。



ムスっとした顔で大量の椅子を持っていくあたし。


【あ-もう!!ちくしょ-!!何であたしっていつも荷物持ちなわけ?!】


【どうして、あたしの身長は・・】



ドンッ

【え・・】


 ガッシャーン!!!


    ・・・
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