Sweetらぶ★コンプレックス
「お前何してんの?!」
「それはこっちが言いたいセリフ!!!」
きっとこの時のあたしの顔は"鬼並"に恐かったと思う・・
何故だって?
楓が1歩引いたから・・
「いや・・俺は、、、」
「何よ!!はっきり言え!!」
「・・・・俺、お前と別れたい!!」
「はぁ?!」
「俺、南部先輩が好き・・・だからさ。」
「いや・・は?意味わかんない。」
あたしの頭の中は混乱状態。
かなりパニくってて、真っ白。
そんなことも気にせず、楓は・・・
「・・・・いいから。俺と別れろ。」
この時の楓の顔は真剣な顔だった。
だから・・
「うん、分かった。」
すんなりと受け入れた。
けど、楓との日々は楽しかったから・・
別れるってなった時はやっぱり辛い。
あたしは楓に見捨てられたんだ、嫌われたんだ。と思うと急に涙が溜まる。
楓の顔がかすむ・・
楓の頭を掌で押し、ヨシヨシしながら、
「バイバイ。」
そう言った・・