Sweetらぶ★コンプレックス
恋の痛み?!
「ちょっと-・・」
「な"に・・?」
「・・・暗い空気漂わせるのやめない・・?」
「え"・・?そんな空気出して無いけど?」
「むっちゃ出てる・・」
何か、友達がいうにはドンヨリとした。
重い、重い空気が漂っているらしい・・
別に好きで出してるわけじゃあないし・・
てか、勝手に出てる・・って言ったほうが正しい。
「・・・はあ。」
「うおわ-・・そんな重い空気いらんって!!」
「だって・・だって・・」
「てか、楓くん本当に南部先輩でいいのかな・・?」
「は・・?」
「だって・・見てよあれ・・」
丁度、校舎から弁当らしきものを持って出てくる南部先輩と楓を見つけた・・
「・・・幸せそうじゃんか。」
「そう?あんた良く見た?楓くんの表情。」
・・・
「見えない。」
「え?!」
「あたし、視力悪いんだよ・・ボヤけてる・・」
「いや、違うと思う。だって・・」
凛の言葉が止まる。
凛は、あたしの目に涙が溜まっていることを分かっていたから。
きっと、あたしの心は楓の幸せそうな顔が見たくないんだ・・