Sweetらぶ★コンプレックス
「バカバカ言うな-!!バカッ!!」
「っちょ・・は?!お前に言われたくね-よッ!!!」
そう言って、二人でまた仲良く笑った・・
その後、私達の1番大切なこの場所で手を繋ぎ寝転がった。
いつもこの場所は暖かいけど、
今日はいつもよりもさらに暖かさが増した・・
多分、隣にはあたしの愛するあなたが居るからだろう・・
ふと、あたしは楓に質問した・・
「楓-・・」
「ン?どした-?」
「楓、さっき"俺を信じろ"って言ってたけど・・何をどう信じればいいの?」
「あぁ・・それはな・・・・」
そう言って、何やらズボンのポケットに手を入れ、ガサゴソとあさっていた。
「これだよ。」
「何・・?これ。ボイスレコーダー・・?」
「そそッ。小型のねッ。」
「それで、何するの・・?」
楓はニヤリと笑った・・
「南部先輩が小旗に言ったことを全て吐かせたんだよ。」
「え・・亜優の・・?」
楓は、ボイスレコーダーの再生ボタンを押した。
[小旗のことなんスけど-・・かえでと別れたから、そろそろ教えてくれてもいいんじゃないッスか?]
[そ-ねえ・・・・ いいよッ!!]
[小旗に命令したのは本当なんスか?]
[あ-・・それ-?っま-事実だよッ。 だって-・・かえでって子邪魔だったんだもン。それに、身長デカイからって偉そうじゃん・・?]
[ははッ。そうですか・・]
[っそッ、今では、楓とこうしてラブラブになれて本当嬉しいよッ。]
[・・・・・・そうッスね・・]
[その他に聞きたいことないの-?]
[小旗は、どうするンすか?今、いじめられてるみたいだし・・]
[ははッ、あんな子どうでもいいしッ!!消えろ!!って感じだから-・・どうもしないかな-?]
プツッ
1分30秒のボスレコーダー再生が終わった。