Sweetらぶ★コンプレックス
「も…桃城先ぱ…?!」
桃城先輩の手で、あたしの口を塞がれた…
「シ-… 手伝ってるの見られたら、また周りがうるさくなるから…ね?」
自分の人差し指を口元に当てて言った。
その言葉にコクコクとあたしは頷いた…
早く手をのかせて貰わないと、息苦しくなっていたからだ…
だんだんと呼吸がしずらくなり、ついに先輩の腕を叩いた。
「あ、ごめんごめん…」
「ちょっと…まぢめに死にそうになりましたよ!!先輩…」
「逃げるのに必死でさ-…。」
それは言えてるかも…
だって、先輩の格好はモロおっさん!!!
頭にはタオルを巻いて、手には軍手、ズボンにまたタオルを引っ掛けていた。
「ぶはッ!!まぢ、先輩の格好面白すぎですよ-!!」
あたしは爆笑してしまった。
「そ…そんなに変かな…??///」
少し赤面し、恥ずかしそうに言う先輩。
いつもとは全く別人のようだ…
「変というより-…オッサンみたいです…」
「え?!俺、老けた?!」
「めちゃくちゃ老けましたね…」
「ショックや-…」
先輩のノリは凄く良い…
話をしていても飽きないタイプ。
てか…関西弁?