Sweetらぶ★コンプレックス
「せ、先輩…」
「ん?どないした-?」
「関西弁使うんですか-?!」
「あ-もち!!俺、元々は関西人やってん!!」
…初耳-!!!
「あれ?知らんかったんか…?」
「そりゃ-知りませんよ!!ファンクラブに入ってる訳でもないんですし-…」
「そっか、そっか!!」
何か、似てる…アイツと。
ボー…
「お-い。大丈夫か?」
「へ?!あ、ああ…大丈夫です。」
「何考えてたんだか…(ニヤリ)」
「何にも考えてませんってば!!ってか、その鉄の棒返してくださいよ-!!」
そう言って、あたしは鉄の棒の方をゆび指した・・
「これ?返して欲しいか?」
何…?コヤツ…幼稚園児か?!
「あたしが持っていかないとゴリに怒られるし-…」
「でも、さっきむっちゃ嫌そうな顔してたで?」
…気づいてたんだ。
「そ、そんな嫌そうな顔してなかったです-!!」
「ホンマか-?(ニヤリ)」
「本当です!!いいから、返してくださいよ!!!」
「はぁ…、もちっと女子は素直にならなアカンで??」
笑いながらあたしの顔を覗き込んでくる…