Sweetらぶ★コンプレックス
桃城先輩?!
もう少しであたしの家。
隣の家の前を通ると必ずしも、隣の家で飼っているゴン太くんが吠える…
大きい犬だから、時々声でビックリする。
かなり心臓に悪いな-…とか思う。
楓の家はあたしの裏の家で、一回酔っ払った時初めて知った。
楓は、あたしと帰るときはきちんと家まで送ってくれる。
それに、玄関に入るまで見守っててくれる…
キィー…
少しサビ付いた白い門を開ける。
「あ、ちょっと待て。」
「何?」
ギュッ
力強くあたしを抱きしめて、耳元で何やらささやいた…
「俺、一番お前のことが好きだから。」
…////
次第に、あたしの顔が物凄く熱くなる…
楓も、徐々に林檎のように真っ赤に頬が染まる。
「…んじゃな!!!」
そう言って、最後の最後まで見送ってくれた。