Sweetらぶ★コンプレックス
正直、桃城先輩とメールなんてする気はさらっさら無かった。
けど、だんだんとメール友達になろう!!的な感じになって、結果的にはメル友になるはめになってしまった…
ある程度メールをした後、風呂に入り即寝した。
─翌日
「かえでちゃん-!!」
あたしは、後ろを振り返る。
すると、そこには駆け足で近寄ってくる桃城先輩…
桃城先輩の後ろにはかなりの女子…
その大群に焦ったあたしは、言葉を発しながら、思わず走ってしまった。
「ぎょえ-!!ちょ、せ…先輩、こっちに来ないで下さい-!!!」
「え-?!何でだよ-!!!?」
「と、とにかく、追いかけないで下さい-!!!」
そう言い残し、女子トイレにそそくさと逃げる…
さすがに、ここまではついてこなかった…
少し時間をあけ、女子トイレを出た…
ギュッ
…。
「やっと捕まえた-!!」
横から抱きしめてきた、桃城先輩。
「やめてもらえませんか…??」
「何で?」
キョトンとした顔であたしの顔を覗き込む。
「あれ見ても、まだやめませんか…?」
「………。」
そこには、大勢の女子が居た。
しかも…目がかなり怒っている様子…
「すきあり空手チョップ!!!」
「痛ッ!!」
「へっへ-ん、ざま-みろ!!先輩-!!後のことは頑張ってくださいね-!!」
どうして、桃城先輩があたしに着いてくるのかがかなり不思議…
桃城先輩は、今まで通り他の女子と遊んでればいいのに…