Sweetらぶ★コンプレックス
ピ…ポーン…
ピンポーン…♪
「ん…ふあ-……」
楓の家の呼び鈴が鳴る。
あたしは布団を体に巻きつけ、楓を起こす。
「ちょ、楓…呼び鈴鳴ってるよ-??」
ゆさゆさと揺すぶって起こすけど、
なかなか起きない…
「はぁ…。」
仕方がなく、あたしは制服を着てドアを開けた。
ガチャッ…
「はぁい……………?!」
そこには、、あろうことか…
「南部…せ…んぱい…」
嘘…まぢ?!
「あら?あなた…元カノじゃない?」
…その言葉に心がズキンと痛む。
「え、あ…そうですけど?!」
「何でここに居るの?ここはあなたの居場所なんかじゃないはずよ?」
「………」
あたしの心ははちきれそうだった…
ただ、ずっと心の中で言っていた言葉…
"楓…助けて。"