【短編】どんな君も好き
やった!
やっと言ってくれた♪
"好き"
って!
私は浮かれながら、学校に向かった。
そして、教室に入る。
「ねぇ、虐待受けてんの?」
「えっ……?」
いきなり、そんな事を言われた。
どうして?
どうして、知ってるの?
…………!!
そういえば、委員長に……!
「なんで、クラスの子達が知ってるの?」
小声でみどりが尋ねてきた。
「委員長に、事故に合う前電話かかってきて……その時ね……。忘れてた!」
私は小声で答える。
どうしよう?
「ねぇ? どうなの?」
「……虐待の話、ホントだけど……。だったら、何になるの?」
「? 別に~」
澄ました顔して言う。
ムカつくんですけど!!
その時、みどりが私の前に立つ。
「やめてくれない? "僕の"えみをイジメるのは」
みどりはそういった。