【短編】どんな君も好き
「私がみどりと一緒にいたから、なんだっていうの?! 一緒にいただけじゃない! それのなにがいけなかったって言うの?!」
私は大きな声でそう言った。
怒り……
悲しみ……
二つの感情が入り混じる。
涙がどんどん流れて行く。
「どうして、私がこんな目に合わなきゃいけなかったの?!」
「そんなの、決まってるじゃない! あなたが近づいた罰よ!!」
その時、私たちに割ってはいるみどりがいた。
「やめて!」
みどりが声をあげる。
「僕が悪いんなら、それでいい……。だから、もぉ二人ともやめて。仲良くして……」
みどりが泣きそうな声で言う。
『みどり……』
私達は黙る。
教室に思い空気が流れ込む。
息苦しい……
早く、楽になりたい……。
幸せになりたい……。
そう思ってしまった時には遅かった。
近くにあった窓から、真っ逆さまに落ちていた。