センパイのカノジョ

「へ?何が面白いんですか?」

「いや、いつも一生懸命選んでるなって思って…」

先輩にそう言われ、私は恥ずかしくなる。

「じ、じゃあ…クリームパスタ!!」

私がたまたま開いていたページから選ぶと先輩はまた笑う。

「いいのか?そんな簡単に決めて」

「いいんですっ!!」

「ははっ、呼び鈴鳴らしたい?」

「そ、そんな子供じゃないです…っ!」

子供扱いする先輩に反抗するがむしろ先輩はそれを面白がっている。
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