センパイのカノジョ
「キャーーー!!」
「よっしゃあああ!!!」
「やったぁ〜、由莉〜!!」
ざわめく声の中私を呼ぶ真奈ちゃんの声。
「真奈ちゃ…ぁ…っく…」
「ちょっと、何泣いてるのよ!!」
「嬉しくて…っ、真奈ちゃんにも…いっぱい、迷惑かけたのにぃ…」
それだけ言うと私は真奈ちゃんに抱き着いた。
「もう、由莉ったら大袈裟なんだから」
そう言う真奈ちゃんはずっと、私の頭を撫でててくれた。
片付けが一段落ついたところで後夜祭に入る。
定番のキャンプファイヤーにフォークダンスだ。
18時半頃になりようやく日が落ち、キャンプファイヤーが激しく燃えはじめる。