儚い想い
私は1人で永遠に喋ってる結眞をがん見した。

それに気づいた結眞はびっくりした顔をして
私から一歩離れた。

「え、なに?」

「結眞は頭よくっていーよねー」

いやみったらしく言う私に対し
結眞は天狗の様子で腕を組んで
へへん、と言わんばかりに

「まあうちは生まれる前から才能があるからね~」

それを聞いて対抗し

「どーせ私は生まれる前からばかですよ~」

「うん。奈々はまじばか。」

「腹立つー!」

笑ってごまかす結眞に
私は「もー」とふてくされた。

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