お嬢様!?日記
1kiss 突然に・・・

【華乃浦高校へ

「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」

この叫びの主、わたしです。
南 れい うちの名前。

それよりっ!!
うちの母は何をおっしゃってるんだ?

ことの始まりは一分前。

「あーれい、お帰りなさい。
あ、そーだ。れいー高校ねー、華乃浦高校よー!!」

「あ、そうなの!!
って・・・え!?
はっ・・・はっ・・・はなのうら・・・ってあの華乃浦!?」

「そうよん♪
お母さん、華乃浦の理事長だから!!」

「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」

と、なったわけです。
華乃浦高校は有名な誰もが憧れる高校。
なんでかって??
そりゃあ、超がつくほど有名なお嬢様学校。
それに行くってことだけでも驚きなのに
ママが理事長!?
今まで16年間生きてきて気付かなかったぞ!?

「りっ・・・梨絵は?
離れるの嫌だっ!!」

梨絵はうちの親友。
こんなときに梨絵をつかって悪いけど
なんか華乃浦に行きたくないんだよねぇ・・・
成金女って言われたくないし・・・

「あー、梨絵ちゃんなら
れいと同じ華乃浦よっ♪
それに同じクラスにしといたわよ!!」

うっ・・・そうなることを予想してたのか・・・

~♪~♪

あ、うちの携帯がなってる!!

着信:梨絵

梨絵からだぁー!!

「もしもし??梨絵??」

「れいー聞いたよー!!
うちまでってのはびっくりだけれど
れいと同じ高校にいけて本当良かったよー!!
みなちゃん最高!!」

みなちゃんって言うのは
うちのママのこと。
うちのママはみなこって名前だからみなちゃん。

「うん・・・びっくりなんだけど
うちら成金女とか思われないかな・・・??」

「こーら!!そんなこと言わないの!!
せっかくいけるんだから2人で楽しも!!」

「うん・・・そうだよね!!
楽しまなくちゃね!!」

梨絵ちゃんの言うとおり。
せっかく華乃浦に行けるんだから
楽しまなくちゃ・・・ね??
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