Change me
━━翌日
今日は朝会わなかったから
安心していたのに、廊下で
休み時間に夏に出くわしてしまった
「よっ」
と、頭にポンっとを置かれる
私はそれに赤面してしまったが
目的を果たさなければ
「原田くん!
ちょっと話が」
夏の服の裾を掴んで言った
「話?何?」
「昨日の、ことなんだ、けど」
今なら人が少ない
今なら言える気がする
「気持ちには応えられません
ごめんなさい!」
私は頭を下げた
今まで断ってきた中で
1番胸が痛いのは何故だろう
「…やっぱりね」
「へ?」
「断られると思ったんだ
けど俺は、諦めないから」
夏は不適に笑い、去って行った