Change me
2章 勘違い

<1>



 人は減ることなく
 日が変わっても集まった


 「可愛くなんて…ない」

 そう小さくつぶやいた
 私の一人言は儚く消えていく



 昨日しゃべったことをきっかけに
 小野くんとは話すようになった

 話していてとても楽しい
 麻里も楽しそう


 話していると、一際大きな話し声が
 私達の教室の前で止まった

 また集団が来たのか、と
 そちらを見る


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