学校破壊




学校の土地を眺めていた女の子は、藍香にそう呼ばれゆっくりと藍香を見る。



すると、藍香を見てにっこり笑う。



そして、声を出さず・・・いや、声が出ないのだろうか、口ぱくで藍香に何かを伝える。



口ぱくを藍香は理解する。



『ごめんね』



女の子はそう言っていた。



そして、またニッと笑い女の子はゆっくりと藍香と逆方向へと歩き出す。


「まって、待ってよ紫!!!」


藍香の声を無視し女の子はどんどん行ってしまう。


< 137 / 333 >

この作品をシェア

pagetop