学校破壊



リーダーは倒れた千晶をまたぎ、千晶の手を足で踏んでいった。


「痛っ・・・。」


そのまま、窓側の一番後ろの席へと座った。




「おはよ。藍香ー!!」


「邪魔だよねーアイツ。なんでこの学校にいるんだろっ。」


リーダーがその席に座ると、さっきまで千晶の周りを囲っていた女子生徒達はリーダーのそばへとかけよる。



リーダーの名は、霜月 藍香(シモツキ アイカ)。


このクラスの女子の中ではリーダー的な存在である。



自力で立ち上がり、制服についたホコリをはらい自分の席へと向かう千晶。



普段の千晶ならうつむいて歩くのだが今日は堂々と前を向いて歩いていた。

そして、何事もなかったかのように席へと座った。




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