学校破壊



「やっ・・やめて・・・。」


女の子の弱々しい声が聞こえてくる。


その後には楽しむ女子生徒の声が聞こえる。


私がドアに聞き耳を立てていると、頭にまた言葉がながれ、映像までながれてきた。



『いらない子ー。』


『死ねよ!!!』

一人の女の子が他の女の子に足で踏まれている。
その女の子は紫であった。

踏んでいる女子達は私がまったく知らない人達。
口元は笑っていた。



『やめて!やめて!!藍香ちゃ―――ん!!!!』


その叫び声で頭にながれる映像と言葉がとぎれた。


< 184 / 333 >

この作品をシェア

pagetop