学校破壊



千晶は黙り込む。


千晶の頭の中で光の笑顔がふっとでてくる。

「坂口・・・また私に逆らう気?」



すると、藍香はポケットに手をつっこみ、何かを取り出そうとした。


それを見た、千晶はまた震えだす。




キーンコーンカーンコーン・・・



その時、チャイムが鳴った。


「・・・ちっ。」


藍香は舌打ちをして、自分の席へと戻った。




千晶の周りにいた生徒達も千晶を睨みつけ、席にしぶしぶ座った。


ガラッ・・・



「おい、チャイム鳴ったぞ。席につけー。」


教室のドアから男性教師が入ってきた。



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