学校破壊
これで、少しは藍香に近づけるだろう。
藍香を見ると、少し笑っていたが・・・
まだ、信用はしていないようだ。
冷たい視線が、まだ私にささる・・・。
千晶を保健室へ連れて行った後、教室に戻り教科書をとりだす。
「しっかしー坂口の顔見た!?真っ青だったしな。」
「もう、マジ最高だったよ!!保健室での藍香の演技もさぁ~。」
「そう?ありがとっ♪」
藍香はニッコリ可愛い顔で笑う。
こんな顔もできるんだな。
でも、心の底からではなく作り笑いだと私にでもわかる。
藍香にも騙される。
・・・この藍香の周りにいる奴らは、利用できるな。