学校破壊



「光、千晶まで巻き込むつもりか!?」


翔は千晶の事も知っているらしい。同様に千晶も翔を知っているらしい。



そして翔の頬には冷や汗がでていた。



「もともと、千晶はこのゲームにとっくの昔から参加しているのよ。巻き込むも何もないわ。」


千晶は翔と目が合ったがすぐにそらした。



「ゲームって・・・。お前、コレを楽しんでいるのか!?」



「ゲームが全部楽しいものなんかじゃない筈だよ。わかるでしょ翔、あんただって参加者なんだよ?もちろん私も、藍香も長野も石川も福島も。みーんな、参加者。」


光の目は遠くを見つめていた。そして不気味なくらいの笑いをしていた。



「光・・・。」





「主催者はあの子だよ。」



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