BLUE-PLANET
「夢を追い続けている人の表情、だね」

「ああ……そうだな」

隆也君は呟くようにしみじみそう言うと、黙り込んだ。



そうか……そうだったのかもしれない。

私、なんとなく、分かってきた。



2人の彗は違う世界で、同じ事を思っていたのかもしれない。



私が隆也君の話を、理解できたら。

隆也君に私の話が、理解できたら。



そうしたら、もっと楽しい会話ができるんじゃないかな。

『幼なじみ』じゃない、違う関係に……。



そう思っていた。

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