BLUE-PLANET
「俺さ、幸せになっちゃいけない、って思って生きてきたんだ、ここ数年。

 高校の時、俺の回りをいつもうろちょろしていた女子が居てさ……。

 少し軽い子だったから、からかっているんだと思ってた、ずっと。

 ところが、ある日、その子が自殺してしまって……。

 原因は2つあって、1つは家庭問題で……もう1つは、俺だった。

 遺書に書いてあったのは恨みつらみじゃなく、『信じてもらえなくても、真剣に想ってました』って。

 そんな事書かれる方が、ズキッとくるんだよな」


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