BLUE-PLANET
「彗ちゃん、どうしたの?」

隣の部屋から、流ちゃんが顔を出した。



元の世界では小学3年生の弟だけど、こっちでもそうなのかなぁ?



「ううん、なんでもない。おやすみ、流ちゃん」

「うん……おやすみ、彗ちゃん」



流ちゃんがドアを閉めたのを見届けてから、私は階段を降りた。

電話がある位置も、私の世界と同じ。



じゃぁ、次は?

隆也君は?



私は恐る恐る、受話器を取る。

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